家を売る際の相場を知る方法&体験談を大公開!こうして私は損をせずに済みました!

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家の売却価格には必ず相場がある

家を手放す理由は、人それぞれですが、家の売却価格には住宅市場による「相場」というものがあるのは確かです。

住宅の購入価格と売却価格が比例しないという事もありますし、築年数や広さが同じでもエリアが違うだけで売値は変化します。

家の相場を事前に知らないと損する!?

戸建の売却相場は、ほとんど「土地の価値」で決まる事が多いのですが、マンションの場合は、「住宅市場の動き」や「建物の老朽性」「設備」などを尊重する事もあります。

また、査定する業者によっても売却価格は変わるため、過去の事例などから「家の売却価格相場」を知る必要があるのです。

今回は、私が不動産業で体験したエピソードを踏まえ、「家を売る際の相場を知る方法」を紹介します。

【体験談】こうして私は損をせずに済みました!

私が戸建の用地仕入れの担当をしている時の話です。

戸建ての用地を仕入れるわけですので、家を売りたいという人から直接購入する場合もありますし、大手の不動産会社から情報を頂く事もあります。

いつものように大手不動産会社へ出向くと営業の方が「よい物件が入りましたけど買います?」と開口一番に言ってきました。

今までは「今は用地の仕入れが上手く出来ていないからあまり良い物件は無いんですよね。」と言われて退散する事が多かったので、正直驚きました。

詳しく聞くと、Aさんという方が、家を購入した大手不動産会社に「家を売却したいから査定してください」と言ってきたそうです。

すぐに大手不動産会社は、家を売った時の情報を見てみたのですが、あまり乗り気ではなかったと言っていました。

消極的な査定価格を提示した「大手不動産会社」

この大手不動産会社は、なぜあまり乗り気ではなかったのでしょうか?

その理由は、この大手不動産会社は、土地が50坪(約165平米)以下の物件は積極的に買取などをしない方針だったからです!

Aさんの売りたい住宅は、土地が43坪(約142平米)のため、方針に従い、消極的な査定をしたそうです。

「そんなにも安く家を売らなければならないのか?」とAさんは落ち込んだ様子を見て、大手不動産会社の営業の方は、「私なら話に乗ってくれるはず」と思ったそうです。

なぜなら、ちょうどその頃に私が居た不動産会社は、小さい土地でも魅力的な住宅を設計して販売していたからです。

その後、私は法務局などでAさんの住宅について情報を取得し、実際にこの目でAさんの家を見て、買取したのです。

契約が成立し、Aさんが最後に「おたくに売って良かった、大手不動産会社の査定価格よりも高値で買取ってくれたから。」と言ったのです。

売主Aさんの行動が「家の査定相場を知る方法」です

Aさんが言った最後の言葉が気になったので、後日、この住宅を売る際にどんな事をしたのか、詳しく聞きました。

そう、実は、この売主Aさんがした行動が「家を売る際の相場を知る方法」そのものなのです。

Aさんが実際にどんな行動をしたのでしょうか?
以下に詳しく明記しておきますので、参考にしてみてくださいね。

【1】大手不動産会社へ査定依頼

さきほど上記で紹介している大手不動産会社の事です。

家を購入した不動産会社だから、「面倒な手続きを省けるだろう」「相場以上で買取してくれるはず」などと安易に考えてしまいました。

【2】その他の不動産会社へ査定依頼

大手不動産会社は、会社の方針に従い、消極的な査定価格を提示し、それに不満があったAさんは、他の不動産会社へ査定依頼をしました。

知り合いに色々と不動産会社の情報を聞くと、『約1,000社の中から不動産の査定額を見積もり比較できるサイト』などで簡単に複数社の査定依頼が出来ると知り、無料だからと簡単に査定してもらいました。

査定額を比較・検討

複数社の査定価格を知ったことで、大手には売らないと決めました。(査定額にかなりの差があったのでしょうね。笑)

査定してもらった価格を検討している所に、私が登場したそうです。

でも、すでに複数社の査定額を知っているAさんは強気で私と対面できたと言っていましたね。

私の提示した査定額が低かったら「他に売ればいいんだし」としか思っていなかったそうです。笑

上手に家を売る時のポイント

上手に家を売る時のポイントは、上記のAさんのように大手不動産会社へ問い合わせしてから、不動産価格を査定することができるサイトなど比較してみることです。人によっては、”500万円”も差額が出ることがありますので、できるだけ損をしないようにしたいものですよね。

【参考ページ】
自宅の賢い売却方法と売却時に高い税金を払わなくする方法がある!?
不動産をオークションで売る人が増加!?高値で売れる今風のシステムとは