単身用マンションで重要視されるポイントとは?

全国宅地建物取引業協会連合会で毎年実施されている「一人暮らしに関する意識調査」の2017年度調査結果では、2015、2016年と比較した際に、所得格差の広がりが感じられる結果となりました。

調査は、全国から10代から60代以上の男女を対象としてアンケートがおこなわれました。

一人暮らしの妥当家賃は5万円台以下

一人暮らしにおいて妥当と思われる家賃価格は、全体の8割以上が「5万円台以下」と回答。最も多い4万円台の24.7%で、5万円台が23.2%となっています。

7万円台以上は8.3%と割合的には少ないものの、前年度以前より増加しています。

8万〜9万円台の割合は少ないものの、妥当とする女性は男性の約3倍になっています。

地域別に見た場合も全国的に5万円台を妥当とする割合が高く、6万円以上を妥当とするのは、人口流入が高い関東と近畿のみでした。また人口の流出が高いとされる地域では、妥当家賃価格も3万円台以下とする人が多く見られました。

年代別では、

10代は、3万円未満23.8%、3万円台が28.6%、4万円台4.8%、5万円台が23.8%と高く、大学などの地域の分散が家賃の妥当価格に現れていると考えられます。

20代は4万円台に最も高く33%程度と高くなりますが、30代になると、5万円台が29.4%と最も多くなります。6万円台を妥当とするのは、10代の14.3%が最も高く、自力で家賃を稼ぐようになった20台前半が4.8%と最も低くなるものの、20代後半以上となると7%前後にまで再上昇します。

最も少ないのは9万円台で、どの年代でも1%以下にも関わらず。10万円以上を妥当とする割合のほうが多くなっています。

 

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家賃以外のポイント

建物で最も重要なのは広さ

50代以降を除いた年代で「間取りの広さ」を重視する人はとても多く全体的に67.6%を超えています。次に「日当たり」57.2%が多く、「駐車場の有無」は45.9%となっています。

男性と比較し、女性は建物に対して強いこだわりを持っており、「セキュリティ」や「日当たり」を重要としている人が多いです

日当たりを求める50代以降と比較し。年代が若くなるにつれ築年数に対するにこだわりを強く見せています。年代と共に高くなるものには「駐車場の有無」「ペット可」があり、充実した生活を重要としているのがわかります。

 

環境で重要なのは、手軽な買い物手段

一人暮らしにおける部屋探しの重視する環境ポイントへの質問に対し、最も重要とされたのが「コンビニ・スーパーなどの有無」の68.9%。これは、どの年代層に対しても共通した意見です。次いで多いのは「学校・職場に近い」が45.0%、「駅が近い」が41.9%と、日常の生活に重要度をおいています。反面一人暮らしでの「地域ブランド」へのこだわりはとても低くなっています。

「コンビニ・スーパーなどの有無」「駅が近い」「医療機関の有無」に関して女性は男性よりも10%前後も上回っています。これは男性よりも女性が日常生活の利便性に強くこだわりがある傾向と考えられます。

駅までの距離、職場や学校への通勤通学を重視するのは若い層に多く、年齢が上がるにつれて医療機関や自然環境を重要と考える傾向が強まっています。

 

部屋に求める生活の利便性

重視される部屋の設備は、「バスとトイレが別」が最も多く。68.8%、「収納スペース」60.7%、「エアコン付き」60.0%と、近年これらを求める順位には大きな変動はありません。また、近年増加傾向にあるのが「オートロック」19.8%「テレビ付きインターホン」24.0%「防犯カメラ」13.6%です。この防犯設備に関しては、男女別で見ると女性が男性の倍近い数値で希望していることが解ります。

また「バストイレ別」「収納スペース」については20%前後女性が上回っています。対して、男性は「エアコン付き」「インターネット接続」が女性よりも高いものの、どちらも5%前後の差でとどまっています。

 

まとめ

調査結果からわかる通り、女性の方が男性と比較して住まいに強いこだわりを持っていることがうかがえます。そのため若干であるものの妥当とする価格設定もやや高い傾向が見られます。

今後、高齢者の一人暮らし増加が懸念されているなか、女性特有のこだわり、年配者が望む環境を意識したマーケティングが不動産投資にとって重要となることがうかがうことができます。

 

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