住まいを決める際に、好ましいとされる「立地」「浅い築年数」は汎用性の高いアピールとして重要視されます。
汎用性の高い条件が満たされない場合であっても、コダワリの強い少数派をターゲットとすることで希少性をアピールできるのです。
このように住まいに対する条件は「汎用性を高くする」「ターゲットを定める」ことが大切なのです。
しかし、ターゲットを広くすることで、高い汎用性を保ったまま希少性をアピールする方法もあります。
それが「防犯対策」なのです。
防犯対策という条件を満たす事で、マンションに付加価値を与え入居率を高めることができるのです。
■防犯対策は犯罪手口を知る事が重要
警視庁の発表では、住宅関係の犯罪で最も多いのは「空き巣」とされています。
日中の留守中・住人の就寝中だけでなく、住人の在宅中であっても侵入が行われているため防犯対策は重要です。
マンションの防犯対策が難しい理由
・構造的に難しい
・管理規約・共有場所の規約によるプライバシー保持のための制限
・1階インターホンで、全部屋の「在宅・留守」を容易に確認できる
・住民の知らない管理業者・清掃業者によるメンテナンスがあるため不審者に気づきにくい
このような理由により、防犯意識の薄いマンションを1つ見つければ1度に複数の「空き巣」を効率良く行えることが、マンションの空き巣被害拡大に繋がっているのです。
オートロック付きマンションへの侵入手段
オートロックだから安心と、治安対策への意識が薄いことが問題です。
マンション内に入ってしまえば、後は油断している住宅へお邪魔するだけなのです。
オートロックへの侵入は、住民のオートロック解除への便乗が容易とされ犯罪初心者にも多用されます。
最も多いのが、マンションへの侵入は工事業者を装うものです。
意外性を狙う事で防犯が緩いのが、隣の建物からの屋上、ベランダなどへの侵入です。
空き巣犯が一旦建物に入ってしまえば、外からの視線を気にすることなく成果を求める事ができるのです。
部屋侵入のための手段
・ガラス割り
窓を割る・熱するなどで一部を破り、ロックを開けて侵入します。
1階の窓・2階のベランダがターゲットとされます。
・無施錠
施錠忘れ、ゴミ出し・回覧板などのちょっとした外出など、些細な隙が狙われています。
・サムターン回し
ドア本体にドリルなどで穴をあけ、金属棒を利用しドアのつまみ(サムターン)を開錠します。
郵便受けの隙間からも犯行もあります。
ガラス割りと違い、居住者の対策で対処することができます。
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■マンションオーナー・管理組合が行う空き巣対策
防犯を行う際には3つの観点「守る」「気づかせる」「知らせる」から考える事ができます。
空き巣が「ここは辞めよう」と考える要素として重要とされています。
施錠の強化
空き巣に入る1件あたりの総時間平均8分、進入3分、物色5分と言われています。
古典的な方法ですが、鍵を開けにくくすることも防犯対策に役立ちます。
防犯灯の設置
価格も4,000円ほどからあり比較的取り入れやすいです。
人の動きを一定以上検知することで点滅、アラーム音を発するものがあります。
防犯カメラ
空き巣の警戒を高める事ができます。
カラーカメラ・高画質カメラなどの視覚性能Up、通報機能・録画機能付きとさまざまなものが登場しています。
留守中の不審者が確認された場合には、改めて対策をとる事ができるため有効です。
録音・録画付きインターホン
インターホンでの留守確認防止に繋がります。
強化ガラス・防犯フィルター
窓を破壊されての侵入を阻止する効果があります。
鉄格子、シャッター
侵入を防ぐための強化を窓に行う。
セキュリティシステム
侵入への警告音・緊急通報システムなどの強化、警察と連携した見回り等です。
緊急用押しボタンには、フラッシュライトと警報ベルで威嚇を行うものもあります。
柵、フェンス
敷地内への出入り口を制限する。
■まとめ
防犯性の高い住居として「防犯優良マンション認定制度」があります。
犯罪防止に配慮が行われている構造・設備と認定された場合に認定されます。
1級建築士・防犯設備士などの資格所有者2名により審査が行われ、防犯性能制度に認定されることで、CP(Crime Prevention)と書かれたステッカーが配布されます。
空き巣の多くは、進入に5分以上かかると判断した場合には、進入を諦めると言われています。
そのためCPマークのある住まいは、高い信頼性を得ることができるため、防犯意識の高いマンションとして差別化を生み出す事ができるのです。
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