マンションの選択方法の基準はさまざまです。
一般的には立地・居住性・デザイン・環境など、マンションそのものの価値で選択するのは当然です。
しかしそれに加えて、人によって作られる価値も本来は考慮すべき要素と言えます。
■住まいという商品における「企業」「人」の重要性
住宅やマンションは、どんなに設計通り作っていたとしても100%問題ないとは言い切れません。
配管の微細なミスで起こる水漏れなどは、少なくありません。
床板の隙間・傾きなど生活に問題無くても、高い金銭を支払い購入するのですから不満の原因となります。
地盤の傾き・耐久性の問題なども地震大国日本としては不安を感じるものです。
これらの不安を解消するために重要となるのは、企業側の対応です。
問題の大きさに応じた責任者が説明義務を果たし、住民の納得する対応を行う。
この対応が誠実であれば、建設上のミスによる不安感より「何かあっても責任ある対応がとられる」という安心感に変わるものなのです。
反面、不正の隠ぺいがメディアを通じて広まってしまえば企業の信頼性は失われてしまいます。
これは住宅だけでなく、自動車・家電製品などあらゆる商売において同様の事が言えます。
それだけに、企業の性質・対応する人柄もマンション購入を行う際には、注意が必要と言えるのです。
■分譲マンションの責任は誰が負う?
購入したマンションに万が一の状況が起こった場合、誰が保証してくれるのか?
マンションの売主? 建設主? 設計者? 実際に問題を起こした下請け業者でしょうか?
「安全」「安心」である事を大前提とし、この責任問題について知っていると言う人は余りいません。
このような関係性により、マンションにおける品質問題は、工事を行ったゼネコンの責任と言えるのです。
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■ゼネコンの役割とは?
マンションの品質責任を負うゼネコンですが、ゼネコンは多くの下請けを利用します。
ゼネコンの役割は、工事に必要な指示を各下請けに発注し、下請けをまとめるコーディネーターの役割が大きいです。
■ゼネコンの力量が建物の品質を高める
工事のコーディネイトにもゼネコンごとに大きな差が出てきているのが現状です。
杭工事一つをとっても、全ての杭に注意を向け責任を持って管理を行うゼネコンから、最初の1本に問題が無ければ大丈夫とするゼネコンまでさまざまなのです。
これらゼネコンの差は、エンドユーザーが実際に目にする事はありません。
一般的に社内規定が厳しい【スーパーゼネコン】では、施行品質が高いと言われています。
しかし、スーパーゼネコンと呼ばれている一流ゼネコンは、価格が総じて高額であるため施行を手掛けたマンションの数はとても少ないです。
■「デベロッパー」と「ゼネコン」のランクは同じであるとは限らない
マンション価格は土地価格と建物価格により設定されます。
分譲マンションを建設する際に、販売総額を決定するためゼネコンの価格は抑えられてしまいます。
このことから、中堅ランクのゼネコンを利用するデベロッパーが必ずしも中堅であるとは限りません。
大手であっても中堅ランクのゼネコンを利用します。
この場合、トラブルに対する責任・対応はデベロッパーの信頼性に期待するしかありません。
一方デベロッパーが中堅クラスでも、ゼネコンは大手ということもあります。
マンションを購入する際には、ゼネコンを確認することもマンション選びのポイントと言えるのです。
■まとめ
もし一戸建てを設計・建築の全てに関わろうとするなら、建築業者は信頼できる相手に頼むはずです。
マンションの購入も同じです。
売り手の知名度・ブランドよりも、どの企業により作られたのか?と言うことが重要なのです。
特に耐久性・安全性に深くかかわるが目に見えない部分に関しては、マンションの売主を信用するしかありません。
購入者の期待・信頼に対して、業界全体が応えてくれる事に期待したいものです。
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