家(戸建・マンション等)を購入する際に見落としがちな3つの注意点

081

わずか半年で家を手放してしまった!?

夢のマイホームを手にして喜んでいるのも束の間、うっかりしていて注意すべき点を見落としてしまっている人は少なくありません。
その後、転落人生を進んでいかないといけなくなってしまい、住宅を購入後わずか「半年で」家を手放してしまったという人を私は不動産の仕事していた時代にお会いした経験があります。

今回は、そんな経験も踏まえて、家(戸建・マンション等)を購入する際に注意すべき点を3つ紹介します。ぜひ、今後の参考にしてみてください。

家を購入する際に見落としがちな注意点

戸建やマンションに限らず、家を買う時には、次のことに注意する必要があります。

1.物件の「相場」を見極める
2.不動産会社を見極める
3.住宅ローンを見極める

しかし、今回は、これとは違った目線での注意点、いわば、「うっかり」をなくすための注意点です。早速、見て行きましょう。

【注意1】建売住宅と注文住宅は同じではない

まず、戸建なら、「建売住宅も注文住宅も同じだろ」と考えている人が意外と多いですが、それは大きな間違いです。

下の図のように、建売住宅は、「土地付き建物を買う」、注文住宅は、「土地を買って家を建てる」という事ですので、これくらいは知っておきましょう。

tateurichuumon

家は「安さ」で選ぶと失敗する!?

建売住宅の場合、「すでに建っている家」=「材料やデザイン等すべて決まっている家」を買うことになります。そのため、価格も低い住宅が多いです。

一方、注文住宅は設計の自由度が高く、間取りや内外装のデザイン、設備も含めて自ら指定する事が可能です。
ただ、建売住宅と比較すると価格が上がることも少なくありませんが、その分、満足度が高いこともあり失敗する事が少ないと言われています。

【注意2】マンションは物件ではなく「街」で選ぶべし

地上に近い戸建住宅は、何かと土地や街(エリア)を見て家を建てたり、購入する人が多いでが、マンションを購入する人は、どちらかというと「間取り」や「価格」、「駅までの時間」「隣人・住人」を気にする傾向にあります。

しかし、実はマンションこそ、「街(エリア)」で選んで購入すべきなのです。

なぜなら、街によっては相場よりもはるかに高い価格で販売されているマンションがありますし、最近では、中古マンション価格に割高感が出てきたため、買うのを控える動きが目立ってきたのが影響し、マンションの価格が下落しているからです。

まずは、《新築・中古マンションの適正価格が無料で分かるサイト》で、その街のマンション相場を見て見ましょう!

価格が上がる可能性がある「街」を選ぶのが最適

今後、マンションの価格はさらに下落する可能性は否定できませんが、最適な方法は、「これから価値が上がる街」を選ぶ事です。

例えば、再開発をしている地方都市の土地は、存在価値が高まるため価格は今よりも上がります。
住宅ローンが原因による破綻が他人事ではなくなった現在、家を売却する事も可能性として考えられます。

マンションを購入するわけですので、もちろん「間取り」や「内装」は大事です。しかし、それと同時に、「街(エリア)」に注目しながら相場と比較して妥当なマンションを探す事が重要になります。

【注意3】返済できる金額の住宅ローンを組む

先ほど住宅ローンで破綻する人が増えているという事に触れましたが、実際、住宅ローンで頭を悩ませている人はびっくりするほど多いです。

マイホーム購入に年収は気にするな!?住宅ローンの返済がきつくて破綻した話』を見てみると、実際に住宅ローンで破綻してしまった人がいるのがわかります。

住宅ローンの見極めをする場合に一番大切な事は、

借りれる金額」=「返せる金額ではない

つまり、「返済できる金額のローンを組む」という事です。

返済比率「35%」は借りすぎだ!

例えば、住宅ローンを組む際、年収が400万円以上あれば、多くの銀行は「返済比率35%」まで貸してくれるでしょう。

しかし、そもそも、それが間違いです!
「貸してもらえるんだから返せるはず」と思わない方が賢明です。

家計を切り盛りしていくためには、「住宅」「保険」「教育」「車」の4大固定費は、収入の半分に収めるのが基本です。
もし、住宅ローンだけに35%も使ってしまうと、その他の固定費に充てられるのは収入の15%だけとなり、遅かれ早かれ「破綻」してしまいます。

だからこそ、今、住宅ローンで苦しんでいる人や、これから家を購入する人も含めて、「家計の見直し相談センターの住宅ローン診断」で住宅ローンの比較見極めをする必要があるでしょう。
難しくて面倒な各銀行の住宅ローンを比較表などを使い分かりやすく説明してくれます。
他にも、繰上げ返済や金利の変動を含めた返済シミュレーションも解説してくれますので、不安や心配がある人は一度相談してみると良いでしょう。

【参考ページ】
これからマイホームを購入する人が失敗しないためにする「3つ」の行動!
家を購入するタイミングにベストな時期は無い!?今後、家を買う人は必見!