サラリーマンの副職が増えています。
サラリーマンの副職は、生活の困窮を原因とせず、生活を豊かにすることを目的とする場合が多いです。
そのため上手く副業を行う人とそうでない人の生活の差は日々大きくなっていくと言えます。
そんな中、時間も知識もお金も無いと言う人におすすめなのが「J-REIT」です。
J-REITは証券投資と不動産投資の両方の特徴を持ち合わせています。
そのため他の投資に比べ多くのメリットを得ることができるのです。
■J-REITとは?
REITという仕組みはアメリカで生まれ、頭にJAPANのJをつけることで日本で取引を行うことができる不動産投資信託を表しています。
1、投資家から小口でお金集めます。
2、集まった資金を投資会社がさまざまな投資対象へと投資などによる運用を行います。
3、得られた利益を、投資家へ還元します。
不動産投資信託の場合、資金を投資家から集め不動産投資を行います。
その後、家賃収入や売却による利益を得て投資家へ分配する投資商品を言います。
投資法人が「不動産投資」「不動産の証券化」をもって、その証券を証券取引市場へ上場させます。
それを投資家が売買すると言う仕組みです。
運用益で分配金(年1.2回)が支払われます。
またJ-REITは途中解約ができません。
しかし証券取引所に上場されているため、解約せずとも売買することにより流動性を確保できるのです。
J-REITには株式や債券などの投資商品と比べ、分配金を得やすいと言うメリットがあります。
株式投資の場合 売上から法人税・内部保留を引いた金額から配当金を支払う
J-REITの場合 収益の90%を分配すると言う条件を満たせば、法人税がかかりません。
■J-REITが不動産投資より優れている面
・少額投資ができる
・複数の不動産事業への分散投資が行える
・実際の不動産投資に比べて流動性が高い
・不動産売買、物件の目利きなどの知識がなくても投資ができる
・不動産の維持管理などの手間が必要ない
不動産投資を実際に行うなら、金融機関から融資を受けるにしても頭金が必要です。
新築で全額ローンが可能となる場合では、実質収入が手出しになる危険性もあります。
そのため「十分な資金」「恵まれた物件」などの条件下で初めて不動産投資利益を得る事ができるのです。
反面J-REITは最低1万円程度から参入することもできます。
そのため投資先の不動産事業を「ホテル事業主体」「居住用事業主体」などのように複数投資が可能なのです。
不動産投資は売買を行い賃貸による利益を得るまでに数か月の時間が必要となります。
しかし証券市場で取引できるJ-REITは、株式市場と比べれば流動性は低いものの不動産投資よりは高いのです。
不動産投資は、購入時以外は多くの時間を割く必要はありません。
J-REITではそれに加え、専門的知識・手間を必要としないのです。
J-REITは、投資信託を開始するまで高いハードルがあります。
しかし、不動産投資に比べ、専門的な勉強を必要としないため比較的に容易と言えます。
■J-REITの持つ不動産投資共通リスク
・賃料低下、空室などのリスクを受け、利回りが悪化する
・災害が発生することで投資対象の価値が低下、消滅する
・借入れ金額が大きいことで受ける金利変動ダメージ
・不動産修繕・管理費など他の証券にはないコストの存在がある
■J-REIT特有リスク
・株式市場の下落によりJ-REITも下落する傾向がある
・株式投資と比較し、流動性が低いため損失回避が困難
・投資法人の倒産で損害を受ける
■まとめ
投資家自身に不動産経営に関する知識はなくても参入できますが、投資先の不動産経営状態が未熟の場合大きな影響を受けてしまいます。
そのため投資先の不動産業者をよく調べる事が必要です。
購入したいJ-REITがあるなら、証券会社に口座を開設し売買を行う事が必要です。
またJ-REITの売買には証券会社に「株式売買手数料」を支払います。
J-REITはどの証券会社でも取引を行うことができるため、手数料の安い証券会社を選ぶ必要があります。