相続した不動産はすぐに売却すべき!?
親が亡くなった場合、残った不動産の相続に関して、誰が相続するのか、どのように分けるのかなど、さまざまな問題が発生します。
不動産を相続した場合、親の家に住んでいた人は、そのまま住み続けると思われますが、自分の家を別に所有している人は、相続した不動産を売却しようと考える人が増えています。
相続した土地や建物の、いわゆる「不動産」を売却する理由として多いのが、「使わない不動産を所有していても税金がかかる」、「相続した不動産を売却して現金を相続人で分けたい」というものが挙げられます。
今回は、本当に「相続した不要な不動産はすぐに売却すべきなのかどうかについて」と、相続不動産の「上手な売却方法やポイント」を紹介します。参考にしてみてください。
売却せずに活用する方法
相続した不動産(土地・建物)を必ずしも売却しなければならないわけではありません。上手に活用出来るかどうかを吟味した後で、売却するかどうかを決めるべきです。
相続した不動産の活用方法は以下の3つになります。
1.そのまま賃貸する
2.建物を壊して駐車場にし、賃貸する
3.新しいマンション・アパートを建て、賃貸する
そのまま賃貸する
相続した不動産が築浅なマンションやアパート、駐車場などの場合は、そのまま賃貸するのが最適です。また、遠くに住んでいるため不動産の管理などが面倒と思いでしたら、心配する必要はありません。
なぜなら、今時の不動産の運営・管理はほとんど不動産管理会社へ任せている人が多いからです。
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建物を壊して駐車場にし、賃貸する
不動産を相続したら想像以上に古い建物だったりすることもよくある話です。
そんな時は、建物を壊し一時的にでも”駐車場”にする事で上手な活用方法ができます。
駐車場経営は、「初期投資ゼロ」で活用が可能なうえに、「狭い土地・変形地でもできる」のがメリットです。
また、再度、土地を使おうと思った時でも転用や更地への復帰が簡単と言われており、土地活用方法としては人気な方法となっています。
土地活用に少しでも興味があるなら、【47都道府県すべてに対応!日本最大級の土地活用比較サイト】を見てみるととても参考になることでしょう。
新しいマンション・アパートを建て、賃貸する
土地を更地のまま相続した場合、新たにマンションやアパートを建てて賃貸する事も考えられるでしょう。
その場合、賃貸経営の知識やスキルが必要になるため、不動産投資の勉強をこの機会にするという人も少なくありません。
今の時代の不動産経営は、大家業の半分以上を管理会社へ委託する人が多く、だからこそサラリーマンをしながら不動産経営が可能となっているのです。
不動産投資はよく、「若いうちは手を出せない」「自己資金が無いとできない」というイメージで語られる事が多いですが、今では不動産投資の敷居は徐々に低くなっており、30代・40代の「サラリーマン大家」が増えてきています。さらに、不動産オーナーの約4割以上は会社員というデータもあるくらい、副業感覚で行なっている人もいるというのが現実です。
相続不動産を上手に売却する方法
上記のように活用する意思がなければ、相続不動産を上手に売却する方法として、以下の手順に沿って進めることが望ましいです。
【1】相続不動産を相続登記で名義書き換えする
相続不動産を売却する前提として、相続不動産が死者名義のままでは、買い手が付きにくいため、売却が困難となります。
相続不動産を死者名義のまま売却する方法もありますが、不動産を購入する側としては、その不動産に問題やトラブルがないかを注意深く見るものです。
そのため、相続不動産を売却するときは、「相続登記によってきちんと名義変更」をしておいた方が良いでしょう。
【2】不動産会社に売却を依頼する
相続登記が完了したら、相続不動産の売却を不動産会社に依頼します。
相続不動産の売却を不動産会社に依頼するだけでしたら、費用はかかりませんので、安心です。
費用が発生するのは、相続不動産の売却が成立した時だけとなり、売却金額の3%を不動産会社に手数料として支払います。
上手に不動産を売却する時のポイント
上手に不動産を売却する時のポイントは、まず、近所の不動産会社へ話を持っていくことだけは避けてください。なぜなら、不動産業にはいくつもの分野があり、近所の不動産会社が相続不動産の売買に詳しくなければ意味がありません。
また、ひとつの不動産会社だけの査定金額で決めないようにするべきです!なぜなら、損をしてしまう可能性があるからです。
損をせずに上手に不動産を売却する方法
損をせずに上手に不動産を売却している人も実践している方法は、「複数の不動産会社に査定してもらう」ことです。
高く売却している人も実際に利用している【約1,000社の中から不動産の査定額を見積もり比較できるサイト】を使うと効果的です。
ここが、上手に不動産を売却する重要なポイントとなります!
こうする事で、不動産の売却価格を把握することが可能となり、あらかじめ売却価格を知っておくと損をすることが無くなります。
【参考ページ】
・相続した土地が不要だから売却した話!必ず確認しておきたい3つのポイント
・相続した土地の売却時にかかる税金はいくら?!評価額を算出する簡単な方法まで丸わかり!