離婚した時は家を売るタイミング!?ローンが残ってても大丈夫な理由

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結婚生活に終止符!その後、マイホームはどうする?

近年は3割にも上るという日本の離婚率。結婚生活を続けていても、「いつか離婚したい」「幸せに感じない」というカップルを含めば、その数は相当数に上ると思われます。

今回はそんな離婚を前提とした「マイホーム事情」についてのお話です。
離婚をした(する)場合、マイホームを売ろうかと悩まれる人は少なくありません。

また、「住宅ローンが残っている家はどのように売ればいいの?」「そもそもローンが残っている家は売れるの?」「ローン残の住宅は評価額は低くなるの?」という疑問もあるでしょう。

結論からいえば、「住宅ローンが残ってても家は売れます!」しかし、どのような手順で進めたら良いのか分からないと思いますので、その方法などを以下で紹介しますので参考にしてみてください。

住宅ローンを含む借金約3000万円が0円に!?

離婚を検討されている人たちの場合、どうせ住宅は売る予定だから住宅ローンを滞納しても問題ないだろうと思っている人は少なくありません。
しかし、支払いが可能であるなら、滞納しないほうが高く売れる可能性があります。

実際、私も「離婚の際に不動産はどうすれば良いか?」と問われた経験があります。その時点で、すでに1〜3ヶ月ほど住宅ローンの滞納がありましたが、任意売却によって約3,000万円の借金を返済しました。

任意売却のメリット・デメリット

任意売却によって住宅ローンの返済に充てるということでしたが、この任意売却にもメリットデメリットは存在します。

以前に「住宅ローンが払えない人でも大丈夫!家を手放さなくても良い方法とは?」でも紹介しましたが、任意売却のメリットは以下になります。

任意売却のメリット

【1】市場価格とほぼ同等の値で売却できる
【2】近所にも一般的な中古物件の売却と同じような見せ方ができるので、精神的負担が少ない
【3】専門の不動産の担当が債権者と交渉するので、引越し日程や費用面で融通が利く
【4】住宅ローンの支払いを止めたまま売却活動ができる

任意売却のデメリット

【1】競売にかけられる期間内で売却できない場合がある
【2】購入希望者の内覧に立ち会いするなどの手間がかかる
【3】住宅ローン滞納3ヶ月以上なると、信用情報機関のブラックリストに載る可能性がある

競売とは

競売とは、住宅ローンや、他の借り入れの返済ができなくなった時、債権者(貸し手)が債務者(借り手)の持つ不動産を売却しローンの返済に充てようとするものです。

家自体や売却価格に全く思い入れ・こだわりがないという人であれば、裁判所からの通知を全て無視していれば競売で勝手に家は売れます。そのため、唯一のメリットは「ラクという事」。

逆にデメリットは、「市場価格の3~5割低い金額で売却される」といった事や、「近所に知られてしまう」(裁判所やインターネットなどで情報が掲載されるため、入札予定者が近隣を訪問して聞き込みを行うことがある)といった事がある。
さらに、「転居先が見つかっていなくても、新たな所有者が決まれば強制退去となる」うえに「引越し費用等はすべて本人負担」となるため、できるだけ競売は避けたいと思う人が多いのです。

キッカケは離婚だとしても、住宅ローンが残っている家を売るのであれば、【私の家、売るとしたらローンはどのくらい残る?2分でカンタン無料診断】を利用してから、任意売却をするのが得策と言えます。

【参考ページ】
「離婚したから家を売りたい」は間違い!?ローンが残ってても大丈夫なワケ