都心を中心に不動産投資・マンションブームが到来。
1964年に開催された東京オリンピックを契機に訪れた第1次マンションブームに次ぐ規模の大きいマンションブームといえます。
ブームを受けマンションは乱立された結果、区市町村では新築マンション建築への規制が必要となったのです。
新築が規制により、不動産投資家は古いマンションに注目を集め始めたのです
不動産投資家達の注目を集めたマンションは「ヴィンテージマンション」と呼ばれるものです。
ヴィンテージと呼ばれる条件には「人気の立地」「築10年以上」「高級マンションとして建築」「デザイン性が高い」「管理状態が良好」などがあります。
世界を意識した1964年の東京オリンピック前後に建築されたマンションは、デザイン性の高いものが多くとても魅力的なのです。
■レトロなデザインを可能にした高い技術力
1964年のマンションブームは、さまざまな試みが行われています。
建築デザイナーの誕生、東洋と西洋の和合、豪華主義、職人技術の集合、贅沢な庭園などマンションブームはブランド価値を高めるデザインを追求したのです。
そのため効率を重視した現代の建物にはない美しさと豊かさを持っているのです。
また1964年以降に建築されたヴィンテージマンションの多くは、管理状態の良いものが多いです。
当時は、河川から採取された良質な砂を利用したコンクリートを使用されています。
また、高い技術を持つ職人により丁寧に作られています。
これにより、耐久性が高く美しいマンションとして高い価値を生み出しているのです。
この時代に誕生した管理組合も、良好な管理状態の要因と言えます。
ヴィンテージと呼ばれるマンションの魅力に注目が集まるのは当然と言えるでしょう。
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■ヴィンテージはロマン?
ヴィンテージマンションにはロマンが詰まっています。
近年、和室の部屋を持つマンションも減少し、リフォームを行う際にも和室を洋室にすることが多くなっています。
反面、和室・和モダン・和洋折衷などに価値を見出す人達も増加しているのです。
レトロなインテリアにこだわりたいからこそ、ヴィンテージマンションに目を付ける人も増えているのです。
■古さを活かしたリノベーション
ヴィンテージマンションは、富裕層を中心に居住されていたこともあり、定期的な大規模修繕が行われているものが多いため安心感があります。
しかし最新のものに比べれば、居住者の使用状況・区分所有部分の改装状況により設備が古いこともあります。
そこで重要となるのは、古き良き姿を活かしながら快適なライフスタイルを保証するのが、元来の古い素材を活かし新たな居住空間として生まれなおすためのリノベーションなのです。
■ヴィンテージマンションは資産価値が落ちにくい
首都圏のヴィンテージマンションの3分の2は、東京都心の中心3区に集中しています。
土地単価の上位物件の多くをヴィンテージマンションが占めているのです。
この資産価値の理由は「立地」にあります。
「利便性」、高台などの「地形」、由緒ある「歴史」などが、高い資産価値を生み出しているのです。
また、これらを満たすエリアは、高度なセキュリティが保たれているのも特徴と言えます。
そのため今後も高い資産価値と入居率が期待できるマンションと言えるのです。
■まとめ
住まいのデザインは、最先端を求めるものではなく、時代に関係なく愛することができるものを選ぶことです。
生活的モダンと外見的レトロを兼ね揃えた住まいは、豊かな気持ちを生み出してくれるでしょう。
利便性や価値だけでなく、ヴィンテージマンションには「帰りたくなる住まい」としての魅力を持っているのです。
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